(O+P)ut

頭の整理のために、Slerで働く若手インフラエンジニアが、【 (O+P)ut = OutPut 】していく場です。

【BitZeny】Yescryptとは?【超絶入門】

先日、下記の記事でBitZenyとモナコインを題材に仮想通貨(暗号通貨)を扱いました。
mti.hatenablog.com

そこで、BitZenyはマイニングに参加しやすい、と記載しましたがその理由は書いていませんでした。

ここでは、「Yescrypt とは」 「Yescrypt 仕組み」 と気になっている人向けに 私が分かる範囲で簡単に説明してみます。



f:id:mtiit:20171218181307j:plain:w100



そもそも Yescryptとは?

これは、簡単に言えば宝探しのルールとなります。

実は、ビットコインのマイニングは、市販のPCでは太刀打ちできません。

GPUマイニング、ASIC*1マイニングという言葉を聞いたことがあるかとは思いますが、市販のPCに積まれているCPUではなく、暗号解読専用のかなり高額の機器を使った人たち等々が、ビットコインのマイニングに参加しています。例えば、ASICなんかはビットコインが採用しているSha256dというアルゴリズムに最適化されています。
簡単に言えば、小学生(CPU)が、オリンピックメダリスト(ASIC)と100m走を競争するようなものかもしれません。何人でかかっても、奇跡的に何かに躓いてこけてくれでもしないと勝てないです。

f:id:mtiit:20171218180052j:plain:w200
ビットコイン採掘機なんてものが売られちゃっている今日この頃)



ただ、暗号というのは何もビットコインだけで使われているわけではありません。それこそ、クレジットカードの取引から日常の電子メールでも用いられています。
そういった意味では、専用の機器を使われたら暗号が解かれやすくなっちゃう というのは暗号の仕組みとして少し困ってしまうことでもあります。これらをASCI Attack 、GPU Attack なんて呼んだりします。

そういった背景の中で、BitZenyとは関係なく提案された暗号手法が、
Yescrypt
となります。つまり、GPU Attack や ASCI Attack にめっぽう強く設計されています。

そんなYescryptを採用しているのがBitZenyというわけです。

こういった背景もあって、市販のCPU でも 戦いやすくなっています。 (逆に言えば、CPUでも束になれば解けちゃうというのは暗号としてはそれこそ困ってしまうポイントでもありますが)

※Yescryptに関しては、こちらに技術的な文章があります。
http://www.openwall.com/presentations/PHDays2014-Yescrypt/


ちなみに、BitZenyについて、英語で下記のような文章を見つけました。
When the well known alternative currencies grabbed the market’s attention, this crypto was not to be left behind.
Yescryptを採用した暗号通貨は他にもあったが、特に流行らなかったので出てこなかった と読めます。流行らなかった理由があるのであれば、そこも知りたいものです(笑)何か欠陥を抱えているとか?これも分かればこの文章に追記しようと思います。

以上となります。ご参考ください。

*1:Application Specific Integrated Circuit