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【入門】AIXとは?

AIX

コンピュータ関連の話題の中で、
AIXってなんですか? と 聞かれれば、UNIX系OSの一つ
というのがAIXという用語を始めて聞いた方への回答です。

ちなみに、読み方は エーアイエックス です。

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それだけでは、味気ないので、そこに周辺の情報を足しながらざっくりした理解ができるように本記事を書いてみました。

AIX とは

まず、AIXは、Advanced Interactive eXecutive の略です。
もともとは、Advanced Ibm uniX という名称だったのですが、商標等の理由で変更せざるをえなかった、と言われています。

ここからもわかるように、AIXIBMによって開発されています
IBMは他にも、IBM iz/OS などを開発しています。

ジャーナリングファイルシステムを採用する世界最初のOSであったりと、歴史のあるOSではありますが現在(2018年時点)は最新版のバージョンが7となっています。


次に、AIXの関連用語を2つ説明しながら、AIXについて見ていきます。


AIXを取り巻く用語2選

PowerSystems

Power Systemsは、ミドルレンジのサーバで、UNIX市場では大きなシェアを持っている機器です。
こちらのサーバで稼動できるOSはIBM i、AIXLinux on POWERの3つで、その中で高信頼が求められる(つまり停止等が許されない)システムではAIXが採用されることが多いようです。

例えば、高可用性を実現するためのクラスタパッケージ、PowerHAAIXは対応しています。
【入門】ブートIPとサービスIPの違い【PowerHA】 - (O+P)ut
(上記の記事では、PowerHAの用語である2つのIP名称について解説しています)

LPAR

PowerVMという仮想化ソフトを用いることで、ハードウェア資源を複数に分割共有することが可能です。この、分割されたハードウェア資源をLPAR*1と呼びます。

仮想化を実現する際には、ハードウェアを仮想化して上にのっているOSには意識させない、というものがありますが、LPARはむしろハードウェアの特性を活かした仮想化を実現します。

これは、同じように高信頼性の担保に利用されます。


AIXを取り巻く用語おまけ編

ksh(Kornシェル)といわれているAIXでのデフォルトシェルや、smit*2といったシステム管理用の対話型インターフェースなどもAIX周りでよく聞くので一緒に覚えておくとよいかと思います。



まとめ

そんなわけで、Power Systemsを採用している現場では、AIXというワードはよく聞くのではないでしょうか。

おまけですが、英語の記事にて、以下のような記載がありました。

AIX is not your typical consumer operating system. It is mainly used for servers in large businesses where IT geeks get to work with it.

直訳すると、AIXは一般人用のOSではありません。これは主に大企業のサーバーに使用され、ITギークがそれを扱います。
言い得て妙ですね。金融機関など、高信頼性が必要な大企業でよく見るのは海外でも同じようです。


ちなみに、UNIXの系列を見てみると、AIXClosedなOSとして分類されています。
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以上です。ご参考になれば幸いです。

*1:Logical Partition

*2:System Management Interface Tool