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【CUI/イントラ環境】IIMを用いてWASをインストール

タイトルの通りですが、
「外のインターネットにつながらず→閉じたイントラネット環境で」
「Xウィンドウシステムを使わずに→CUIのみで」 

WebSphere Application Server(=WAS)をインストールします。

全体として、インストールマネージャーをインストールし、応答ファイルを用いてWASをインストールする、という流れです。
ネットに同様な状況の手順が落ちてなかったので、後続の方の参考になればと思いメモとして残しました。

f:id:mtiit:20180806144643j:plain




ちなみに動作結果等を記載する環境ですが、UNIXとなります。

# uname
AIX
# oslevel
7.1.0.0

まずは、IBM Installation Managerをインストールします。IBM Installation Managerとは、IIMと略されることもある、主にIBM製品をインストールする際の窓口のようなアプリです。今回は使いませんが、グラフィカルな環境でインストールアンインストール等々を行うことができます。

インストールするために、IIMメディアをダウンロードし、サーバーの好きなところに配置します。ちなみに、本環境では、agent.installer.aix.gtk.ppc_XXX といったディレクトリでした。その中にCUI環境用のインストールスクリプト(installc)があるので実行すればインストールできます。*1

# ./installc -acceptLicense
/opt/IBM/InstallationManager/eclipseディレクトリーにcom.ibm.cic.agent_XXXXがインストールされました

IIMのインストールが完了しましたので、いよいよWASのインストールです。同様にメディアを配置しますが、WASのインストールにはJava SDKが必要です。忘れずに一緒にダウンロードしてください。
本環境では、WASのリポジトリがwas.repo.XX.base、Java SDKリポジトリsdk.repo.XX.java8.aix でした。


配置が完了すれば、
インストールに必要な情報をを取得します。

/opt/IBM/InstallationManager/eclipse/tools/配下に imclというプログラムがあります。そして、それぞれのリポジトリの中にrepository.configというのがデフォルトで入っています。
それらを用いて以下のコマンドを打つとリポジトリの情報として出力が返ってきます。

# ./imcl listAvailablePackages -repositories "WASリポジトリのrepository.configのパス" -features -long
com.ibm.websphere.BASE.v90_XXXXX : IBM WebSphere Application Server : 9.0.0.0 : core.feature,ejbdeploy,.....

この結果の見方ですが、後ほど出てくる応答ファイルのタグとあわせて以下のように整理しておきます。

  • offering id=>com.ibm.websphere.BASE.v90
  • version=>XXXXX
  • profile=>IBM WebSphere Application Server
  • features=>core.feature,ejbdeploy,.....


この情報を用いて応答ファイルを作成します。
応答ファイルとは、IBM Installation Managerを用いてCUI環境でインストールする際にしようするXMLファイルです。これをサイレント・モードと呼び、コマンドから製品パッケージをインストールできます。応答ファイル自体は割愛します。応答ファイルのサンプルはネットに転がってるので、記載の仕方はそちらを参考にしてください。
IBM Knowledge Center ←サンプルあり


そのサンプルを見て先ほど取得した情報(offeringid等)を記載した応答ファイルwas_response.xmlを作成し、インストールを試みようとすると例のJavaが足りないというエラーで怒られます。

# ./imcl input "WASの応答ファイルのパス" -log "ログファイルを作成するパス" -acceptLicense
CRIMA1270E エラー:基本パッケージIBM WebSphere Application ServerではIBMJava...のインストール要件が満たされていません

つまり、応答ファイルを用いて sdk.repo.XX.java8.aix も同時にインストールする必要があります。

応答ファイルの
<repository location>に、それぞれのリポジトリのパスを2行書き、
<install modify></install>の中に囲まれている<offering id...>のところをそれぞれの情報を2行書けば、インストールできます。

repository locationが複数あっても良い、というのがポイントです。

# ./imcl input "WASの応答ファイルのパス" -log "ログファイルを作成するパス" -acceptLicense
/usr/IBM/WebSphere/AppServerディレクトリにcom.ibm.websphere.... がインストールされました。
/usr/IBM/WebSphere/AppServerディレクトリにcom.ibm.java.... がインストールされました。

以上です。

*1:Xウィンドウ環境が整っていない状態でGUI環境用のインストールスクリプト(install)を実行すると、アプリケーションエラーになるかと思います。