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【BitZeny/Linux】時間帯によるパフォーマンスを調査すべく採掘ログを可視化してみた

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はじめに

先日、BitZenyはCPUでも採掘が可能、という話をYescryptの解説とともに記事にしましたが

今回は、実際に平日の5日間の採掘ログを元に採掘がよく成功する時間帯などはあるのかな?と思い簡単に可視化・分析してみました。

可視化

採掘結果は標準出力に出るのでそれをファイルにを保存するためにCygwinで下記のように実行しました。

./zenymin.exe 2>> ./hoge.log

ちなみにzenymin.exe は

minerd.exe -a yescrypt -o stratum... 

という記載がある一連のスクリプトで、標準エラーとして実行結果を出力しているようなので あえて"2>>" としてログファイルに記載しています。

ログファイルの中身を見ると下記のようになっているので

[2017-12-17 00:39:41] thread 0: 1125 hashes, 0.39 khash/s
[2017-12-17 00:39:41] accepted: 1/1 (100.00%), 0.39 khash/s (yay!!!)
[2017-12-17 00:39:48] thread 2: 4096 hashes, 0.40 khash/s
[2017-12-17 00:39:48] thread 3: 4096 hashes, 0.39 khash/s
[2017-12-17 00:39:48] thread 1: 4096 hashes, 0.39 khash/s
[2017-12-17 00:39:56] thread 3: 2929 hashes, 0.40 khash/s
[2017-12-17 00:39:56] accepted: 2/2 (100.00%), 1.57 khash/s (yay!!!)
[2017-12-17 00:40:00] Stratum requested work restart
[2017-12-17 00:40:00] thread 0: 7627 hashes, 0.39 khash/s
[2017-12-17 00:40:00] thread 2: 4689 hashes, 0.39 khash/s
[2017-12-17 00:40:00] thread 3: 1742 hashes, 0.39 khash/s
[2017-12-17 00:40:00] thread 1: 4630 hashes, 0.39 khash/s
[2017-12-17 00:40:06] thread 0: 2209 hashes, 0.40 khash/s
[2017-12-17 00:40:06] accepted: 3/3 (100.00%), 1.58 khash/s (yay!!!)
[2017-12-17 00:40:18] thread 1: 7012 hashes, 0.39 khash/s

ここで、"yay!!!"という行がブロック報酬をもらえたことを意味するので、このファイルから12/18にて1時間毎にyay!!!が出力された行数を取り出すにワンライナーを用意しました。

今回は簡単に grep を使っていますが、検索列まで絞りたい時は過去記事をご参照ください。

$ for i in `seq -w 0 23`;do cat hoge.log | grep yay | grep -c "12-18 $i";done
95
100
94
91
88
以下略

seq -w で 0詰の00~23を出力されてそれを元にgrepをかけています。

これを、12/18-22も5日間の結果として出力したものが下記でした。
f:id:mtiit:20171223170015p:plain

終わりに

今回か可視化してみて、特に時間帯によって相関関係はないことが確認できました。また、マイニングプールのサーバーが落ちたりして採掘量が0になってる時間帯がないことも分かりました。

ちなみにCPUマイニングですが、結局電気代という観点を考慮すれば全てが無料というわけでもないので話のネタ程度に動かしてみて止めておくのが一番だと思います。

以上です。